セサミンって何?

日本の歴史とセサミン

セサミンの名前が知られるようになったのは近代に入ってからですが、セサミンを含むごまは、古来より日本人に愛されてきました。
近年、セサミンの研究成果がテレビやネットで話題となり、国産のごまの開発も進められています。

日本のごまの歴史

ごまの伝来

ごまの発祥の地は、アフリカのサバンナ地帯と言われており、そこから中国、朝鮮を経て日本に伝わりました。
縄文時代後期の遺跡からごまが出土しており、この頃から栽培が始まったという説や飛鳥時代、奈良時代では?という説もあり諸説紛々としています。

日本のごま食文化

奈良時代(710年 ~ 794年)には、ごまからごま油が作られていました。
平安時代(794年 ~ 1185年)になると、ごまは高級食材として料理やお菓子にも使われ、ごま油は食用、薬用、灯火用に。
そして、江戸時代(1603年 ~ 1868年)になると一般人にも広まり、ごま油が江戸前天ぷらの揚げ油として流行しました。

ごま食文化は、仏教とともに広まったとも言われています。
野菜中心の精進料理では、リノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸、必須アミノ酸、ビタミン、カルシウムなどを含むごまは重要な食材として大いに利用されました。

日本で研究がすすめられたセサミン

ごまは、WHO(世界保健機関)が健康食品として推奨し世界的にも知名度が高くなっていますが、ごまの希少成分セサミンが知られているのは、日本などごく一部に限られています。
その理由は、セサミンの科学的な研究が本格的に始まったのが1980年ごろで、ごまの長い歴史に比べると日も浅く、研究が行われたのもここ日本だからです。

セサミンの効果

京都大学と酒造メーカーが研究や実験を重ね、セサミンには、強い抗酸化作用やエストロゲン様作用(女性ホルモンのエストロゲンと似た作用)があることがわかってきました。

抗酸化作用

体内の活性酸素を抑制する働きがあり、病気の予防や老化を防ぐ効果があります。

エストロゲン様作用

骨粗しょう症の予防、コレステロール値の改善、血行を促進する効果などがあります。

高セサミンの国産のごま

セサミンの人気が高まる中、国産のごまの開発も進んでいます。
ごまは、手作業が多く手間がかかるため99.9%を輸入に頼っていますが、日本では鹿児島県が主な生産地になっています。

日本のごまで初めて品種登録されたのは、農研機構作物研究所で育成された「ごまぞう」(種苗登録2006年)です。
在来品種の金ごま「真瀬金」に比べて、約2倍のセサミンの含有量を誇っています。
その後も開発が進み、黒ゴマの「ごまえもん」、白ゴマの「ごまひめ」、金ごまの「にしきまる」が次々と誕生しています。
どの品種もセサミンを多く含んでいて、今後の開発にも期待が持てます。

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